日本人の約3割は、腰に何らかの痛みを抱えていると言われています。
腰という漢字は、肉づきに要と書くように、身体のとても重要な部位です。
立っていても座っていても、姿勢を維持するために腰は働いています。
なので、腰を痛めてしまうと、日常生活のあらゆる動きで痛みを感じるようになるため、生活に支障をきたしてしまいます。
そんな腰痛はシンプルな原理原則によって起こっていますし、原則に従えば改善が可能だと私は確信しています!実際に施術させていただき、改善させていただいています!
どんな症状にも共通する原理原則が気になる方は、症状改善の大原則のページを先にご覧ください!
上記のページに書いてある「負担と回復のバランス」を原則として考えていきますが、具体的にどんなことが腰痛の原因になるのかをまずは書いていきます。
腰痛の主な原因
腰痛が起きる主な原因には、硬くなった筋肉の影響が考えられます。
では、なぜ筋肉が硬くなってしまうのか。
筋肉が硬くなる要因は様々ですが、最終的には筋肉が栄養不足の状態になるからだと考えています。
筋肉は血液から、栄養や酸素をもらいます。
何らかの要因で、筋肉が「負担>回復」の状態になると、硬くなるのではないかと私は考えています。
「負担>回復」の状態になるのは、次のような要因が考えられます。
運動不足による体幹の筋力低下
体幹の筋肉(身体の深部にあるインナーマッスルと呼ばれる筋肉)は、姿勢を維持して身体を支える働きがあります。
特にお腹の奥にある腸腰筋が使えていないと、腰の関節が不安定になり、負担がかかりやすくなります。
体幹の筋力が低下した状態で生活していると、腰に負担がかかりやすいので、腰痛を起こしやすいです。
不良姿勢
腰痛は肉体労働の方だけでなく、デスクワークの方にも多いです。
座っている際に骨盤が後ろに傾き、猫背などの不良姿勢を長時間続けていると、腰への負担が大きくなります。
背筋をまっすぐに保てていれば、上半身全体で負担を分散することができますが、猫背になることで腰に負担が集中してしまいます。
関節の可動域が狭い
腰の関節だけでなく、背中や股関節の可動域が狭い(俗にいう身体が硬い)ことも腰痛の要因となります。
特に股関節の可動域が狭いと負担を吸収してくれる能力が低下しやすいです。
そうなると、腰への負担が大きくなり、腰痛を引き起こしやすくなると考えられます。
また、腰の関節は前後にはよく動きますが、捻る動きは5度程度しか動かないと言われています。
では、捻る動きはどの関節がしているのかというと、背中の関節や股関節です。
なので、背中や股関節の可動域が狭いと、そのぶん腰の関節にも負担がかかりやすくまります。
腰痛の予防法や対処法
腰痛は慢性化しやすく、日常生活にも支障をきたすこともあります。
なので、普段の生活の中で腰痛が出ないように予防していくことが大切です。
腰痛の予防法
腰にかかる負担を減らしたり、回復能力を高めるために、次のようなことをおすすめします!
湯船に浸かって温まる
湯船に浸かり全身を温めることで、血行が良くなり、筋肉に栄養や酸素を送り届けやすくすして、回復能力を高めましょう!
さらに、自律神経の副交感神経が優位になりやすいので、身体がリラックスしやすくなります。
有酸素運動
30分のウォーキングなど、有酸素運動もおすすめです。
有酸素運動は全身の血行を良くするので、回復能力を高めることにつながります。
さらに有酸素運動をすると、VEGF(血管内皮成長因子)やFGF-2(線維芽細胞成長因子)などの成長因子が体内で放出されます。
これらは、新たな血管を作り出します。血管が増えれば、そのぶん身体に栄養を届けやすくなるので、筋肉が硬くなりにくい身体づくりも同時に行えます!
姿勢をよくする
座るときは頭から骨盤まで、立っているときは頭から足まで1本の軸が通っているような姿勢を意識しましょう!
背筋をまっすぐにできると、負担を上半身全体で支えられるようになります。
そうすると、腰への負担を軽減することにつながります。
腰痛の対処法
急性期(ケガ)の腰痛と、慢性的な腰痛では対処法が変わります。
急性期(ケガ)の腰痛の対処法
ギックリ腰など、怪我をしている時は、患部を氷で冷やすのが効果的です!
ケガをした時は、ズキズキした痛みを感じやすいと思います。
このズキズキした痛みは、炎症反応による痛みだと考えられています。
炎症反応は、傷ついた組織を修復するための反応なので、決して悪いものではありませんが、痛みを伴うのが難点です。
なので、冷やして修復するための最低限の炎症に抑えてあげると、痛みを軽減することができます。
慢性的な腰痛の対処法
慢性的なものは、温めることが効果的です!
何らかの要因で、腰への負担が蓄積しすぎて痛みを引き起こしているはずです。
なので、温めて血行を良くすることで、腰回りの筋肉に栄養を届けやすくすると、痛みの軽減につながります!
腰痛に対する施術内容
まずは初回にカウンセリングと検査を行い、原因とお体の状態を把握します。
詳しい初回の流れはこちらの「初回施術までの流れ」のページをご覧ください。
お身体の状態に合わせて施術のプランを立てますが、主な施術は次のような内容を行います。
整体
筋肉・筋膜・皮膚に刺激を入れて、血流を促進させ筋肉などに栄養や酸素を送り届けやすくします。そうすることで、筋肉などの柔軟性をよくすることで、痛みの改善、動作改善を目指します。
ハイボルト療法
慢性的な腰痛の方は、腰のインナーマッスルの腸腰筋が硬くなっていたり、機能が弱くなっていることが多いです。
そこで、腸腰筋にハイボルトを流すことで、腸腰筋の機能を向上を目指します。
マイクロカレント・超音波療法
ギックリ腰など、急性期(ケガ)の腰痛に対して行うことが多いです。
怪我をしている=筋肉や靭帯など、組織が損傷している状態です。
損傷した組織にマイクロカレントを流すことで、損傷組織の修復を早める効果があります。
超音波は、消炎鎮痛効果があります。
なので、炎症を抑え、痛みの軽減に効果的です。
まとめ
腰痛に悩んでいて、改善したいと思っている方に向けて書いてみました。
冒頭にも書きましたが、腰痛はシンプルな原理原則(負担と回復のバランス)に従えば、改善することは可能だと確信しています。
回復能力を高めるための手段の1つとして、私の施術があなたの腰痛改善に貢献できたら、幸せです!
特に慢性的な腰痛を完全に改善するまでには、時間がかかると思います。
しかし、地道にコツコツやっていくと「腰痛と無縁の身体」になれると考えています。
施術の予約や、お悩み相談は、下記のお問い合わせページからお願いします。
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